肺炎球菌感染症とは
平成26年10月1日より、肺炎球菌感染症の書房接種が【定期予防接種】となりました。
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって肺炎・気管支炎を引き起こす感染症です。
高齢者用肺炎球菌ワクチン『ニューモバックスNP(23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチン)』を接種することで、肺炎球菌が原因で起こる肺炎の予防及び重症化を予防します。
副反応について
接種後に注射部位の腫脹や痒痛、ときに軽微な発熱が見られることがありますが、日常生活に差支えるほどのものではなく、通常2〜3日で消失します。
過去にニューモバックスNPを接種されたことのある方では、同剤の接種により注射部位の痒痛、紅斑、硬結などの副反応が初回接種よりも頻度が高く、程度が強く発現する場合があります。
そのため、既にニューモバックスNPを接種された方は、定期予防接種からは対象外となります。
稀に重大な副反応として、アナフィラキシー様症状、血小板減少、知覚異常、ギランバレー症候群などの急性神経根障害、蜂巣炎、蜂須炎様反応があります。
接種費用
4,000円
事前の予約が必要です。予防接種券をご持参の上、当院受付にてお支払いください。
対象者
尼崎市に住民登録がある方で
65歳の方
60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓・呼吸器及びヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の身体障碍者手帳1級所持者(身体障碍者手帳をご持参ください)
接種回数
1回 ※既にニューモバックスNPを任意で接種されたことのある方は対象外です。
接種後の注意事項
接種後は接種部位を清潔に保ち、接種当日は過激な運動は控えてください。
接種後、接種局所の異常反応や体調の変化を訴える場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
その他
過去の接種歴について必ず確認してください。
ニューモバックスNPの接種歴がある方は対象外です。
高齢者の肺炎球菌感染症の予防接種は、法律上の義務はありません。自らの意思で接種を希望される方のみ接種してください。接種を希望される方は、必ず予防接種予約券を持参してください。
高齢者用肺炎球菌ワクチン接種後、6日以上の間隔を空けて次のワクチンを接種できます。
また、他のワクチンを接種された後は、6日以上(不活性化ワクチン)又は27日以上(生ワクチン)の間隔を空けて、高齢者用肺炎球菌ワクチンを接種してください。